世界観



精霊と魔法と機械が共存する世界、セブンスレイ。
物語の中心は古代遺跡の多く眠る大陸シンクレルの一都市、ファーウェルを舞台に始まる。


かつて天界の天上人と邪神の戦争があった。神と祭り上げられていた
天上人達はその美しき白き羽を羽ばたかせ、大いなる力を持って邪悪なる邪神を葬った。
それから幾つもの時が流れ、人々はそのことを伝承とし、代々神話として語り継いでいった・・・。


そして天上人のものと思わしき遺跡はそのまま残り、人々はいつしかその好奇心、探求心からその遺跡に挑むようになっていった。
それは神殿であり、塔であった物もあれば城のような大きな遺跡もあった。
当然危険も多く、未知の魔獣の存在やトラップなどにより多くの犠牲が出た。


だが、人々はそれでも決してあきらめはしなかった。

人々の中に、未知への探求心が有る限り・・・。


キーワード


「魔石」
機械の燃料代わりとして主に使われているもの。
その純度によって性能は違うが半永久的にその力は継続する。
遺跡から多く検出され、天上人の遺産の一つと思われる。
石自体に魔力があり、それを利用して機械や車の燃料など、あらゆるものの動力源として使われている。
街灯や冷蔵庫などといったものまで全て魔石の魔力によって動いている。


「ギルド」
遺跡や魔石を管理する組織(今で言う厚生省とかそんなところか)。
各都市に支部があり、セブンスレイ全土に広まっている。


「自警団」
いわゆる警察。主に治安維持と犯罪撲滅に動いている。
ギルド同様各地に支部があり、本部は首都に存在している。


「王家」
それぞれの大陸首都に城を構える国を統一している国王家の一族。
日々政治や国の発展などに努めている。
ギルドや自警団に対しても強い影響力を持っている。


「ファーウェル」
東の大陸シンクレルにある都市。首都ボウスシェイバーほどではないが豊かで穏やかな街。
遺跡も近く、冒険者やトレジャーハンターも多く集う。
そのためかギルドや自警団の支部がある。


「魔獣」
いわゆるモンスター。たいがいは攻撃的で人間や動物に対して害となる存在。
また体内で魔石を持っている。
その形状、種類は様々で虫タイプから動物タイプと色々な生体がある。


「カーバンクル」
ギルドの魔術師団によって召還された魔獣で、温厚かつ人懐っこい性格から家畜やペットとして飼われている。
郵便配達や荷馬車引きなどもその仕事の一つ。
薄緑色のフワフワとした体毛でウサギによくにた体格だがその大きさは全長2メートルほど。
額の宝玉の色で性別を判断でき、オスが赤で、メスが黄色。


「魔剣」
遺産の一つと思われる剣。
他の魔力武器とはケタ外れな魔力を持ち、そのため扱える者も限られる。
その数はごく少数で現在ではいまだほとんど確認されていない。


「機械」
主に現代のものとほぼ同型。冷蔵庫や洗濯機。掃除機などの家電製品から乗用車や魔石鉄道、バイクまである。
電話も携帯電話まであるがその全ては電波ではなく、魔石の魔力波長を使ったものになっている。


「宝玉」
天上人の遺産の中でも極小の希少物でその中には古代文明のあらゆる知識、術が詰め込まれている。
だが反面、その膨大な知識と強固なプロテクトにはギルドの最高峰である長老連ですら、長い月日を掛け少しずつ解読していけるぐらいである。
ギルドにて厳重に保管されていたが・・・・。


「精霊と魔術」
主に自然にはあらゆる精霊が宿っており、その力を利用したのが『精霊魔法』である。
また人個人個人の潜在魔力をギルドの所有する『真魔石』により引き出し、
それから魔術師養成所でのトレーニングや魔導書によって鍛錬し修得するのが『魔術』である。
『精霊魔法』は主に高位精霊を召還するのが基本的、『魔術』は魔力を媒介にその効力を生み出す(いわゆる召還術と黒魔法)。
精霊魔法使いも魔術使いも総称して『魔術師』と呼ばれている。
また、精霊には下級、中位、高位の他に精霊士と呼ばれる者がおり、遺伝的に精霊の血を引く者の中で常人外れた魔力を持ち生まれた者をそう言う。
遺伝のせいか、その精霊士は全て女性なのが確認済み。


「魔竜族」
魔族の眷属の一つ。
その絶大なる魔力と他の魔族と相容れぬ思想から魔界を追われ人間界に身を投じた伝承上の一族。
現在ではほとんど伝説となっているが実際はどこかに魔竜族の集落があるらしいが・・・。詳しくは不明。
その姿は人型に近く、かつての神と邪神の抗争の中では「龍騎士」という名でその痕跡を残している。



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